青春18きっぷで東京から関西へきた2023年夏。
旅行の2日目、母と合流するべく名古屋へも立ち寄りました。
その際せっかくだから、と立ち寄ったのは名古屋名物「矢場とん」。
名古屋を始め、愛知県で抱える店舗数は16店舗。持ち帰り専門店も含めれば愛知全体だけで20店舗あります。
今回はそんな「矢場とん」をレビューしていきます。
「矢場とん」とは??名古屋・矢場町の小さな食堂から始まった

時は昭和20年代初頭の名古屋。以下、矢場とん公式サイト引用です。
雑踏の屋台で、一人の客が何の気なしにつまみで食べていた串かつを、おもむろに”どて鍋”(もつ煮)のたれにドボンと浸して食べてみた。そして一言「こりゃ〜美味い!」。
たまたまそこに居合わせた客も試しに食してみると、「なるほど、これはいける」と...。実はその人こそ「矢場とん」の初代店主、鈴木義夫でした。
https://www.yabaton.com/modules/history/index.php?content_id=1
その後、鈴木さんはこれをなんとか商品にできないかと試行錯誤し、昭和22年、ついに秘伝のタレを完成させました。
こうして「矢場のとんかつ」として、「矢場とん」は誕生。
現在、「味噌カツ」と言えば赤味噌をベースとしたどろっとしたタレに串かつを浸けているものが主流ですが、矢場とんでは現在でも「土手煮のたれ」というルーツを大切にしているそうです。
東京にも3店舗ありますが、せっかくなら本場で食べるのもありですよね(*^^*)/
「矢場とん」の味噌カツは美味しい?

味噌カツの量は100g〜ありました。名物の「わらじとんかつ」は200gなので、食べきれるか自信がない場合にはほかのメニューを注文したほうが安心です。
私は食べきれるか自信がなかったので、味噌カツ串(3本)に白米を単品で注文しました。

味噌ソースを目の前でかけてくれます。やわらかいお肉にしっとりさくっとした衣。そこにでろでろの甘い味噌。
カツが大好物の母が、「美味しいわねぇ」と思わず漏らしたほど。
重いかと思ったけれど、意外とぺろりね!!
相当満足したらしく、帰り際にお店の人にも
美味しかったですぅう!!ごちそうさまでしたぁ♡
と伝えていました。
「矢場とん」のもつ煮も美味しい!

今回、味噌カツのほかに「もつ煮」も注文しました。
矢場とん特性の甘いタレに浸かった「もつ煮」。くさみがちっともなくて、タレはしっかり味にもかかわらずぺろりと3本平らげてしまいました。
もつ煮についてきた漆黒の大根。どろっとタレの色が染みているにもかかわらず、あふれる透明感。
こちらも大根本来の後引く甘さに、特性ダレの甘さがじゅわぁっと染みていてとても美味しかったです。
ビールにはもちろん、白米にもとっても合います。もつ煮をぺろりと1本平らげ、それがなくなってしまわぬうちに白米を頬張る。さらにそれをビールで流し込めば、「うぅん!」なんとも言えぬ恍惚感の完成です。
【最後に】みそかつ好きなら一度は本場へ!

さて、今回は名古屋名物「矢場とん」の紹介でした。
初めて味噌カツを食べたのは、約3年前。親友が名古屋に転勤したので、会いに行った際、一緒に食べました。
その時は「矢場とん」ではなく、名古屋の居酒屋だったのですが、その味噌ダレの染みた串かつを一口頬張ったとたん、夢中になりました。
それから今まで、ずっと「あの味をもう一度」と思っており、今回ようやく人生二度目の味噌カツを食べることができました。
前回の味噌カツが赤味噌ベースのものだったので、それとはまたちょっと異なりましたが、深みのあるもつ煮ベースのタレが掛かった味噌カツは飯にもビールにも合う、とっておきな味でした。
味噌カツに興味がある方、好きな方に、自信を持っておすすめできるお店です(*^^*)/
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