
ひと目を気にせず、うんとリフレッシュしたい!
今回は新宿から46分で高尾山駅まで連れて行ってくれる「Mt.TAKAO」に乗車して、高尾山まで行ってきました。
高尾山名物「とろろそば」を食べたあと、登った山路はいくつもあるうちの6号路と4号路。
ひさしぶりにうんと汗をかき、下山したあとは山麓の日帰り温泉「極楽湯」でビールを飲んで。
急な山道を登るあいだは、仕事のことを考える余裕なんてあるわけもなく、頭の内からリフレッシュになりました。
【週末ひとり旅のすすめ】旅程をたてよう!


02/13
仕事終わり、部屋着に着替えて旅程をたてる。
旅行前にはいつも「旅のしおり」をつくります。
それがたとえどんなに短い旅でも、しおりをつくることでその旅行の鮮やかさが増す気がするから。
内容は次のような感じです^^
◎目次
・プロローグ
・どうして「とろろ蕎麦」が有名なの?
・旅程
しおりの中身①エッセイ


最初のページは旅を盛り上げるためのちょっとした雑学。
今回の目的のひとつである「高尾山のとろろそば」について調べました。
なぜ八王子の片隅で、こんなにも「とろろ蕎麦」が有名になったのでしょうか。
その理由は高尾山にある薬王院にありました。
昔、薬王院に参拝にくる方々の疲れを癒そうと、滋養強壮に良い「とろろ」と、消化吸収のよい「蕎麦」をあわせて出したのが始まりだそう。
ちょっとした知識があると、その土地の見え方にも奥行きが出ますよね。
しおりの中身②旅程


スケジュールは余裕をもってたてます。
①行きたい場所を書き出す
②1に優先順位をつける
③交通・所要時間を調べる
④3で調べた交通方法・所要時間を参考に、旅程を組んでいく
もし時間が足りなければ2で決めた優先順位を参考に、場所を削ったりする。
予定をたてる際には、行きたい場所を書き出して、そこに優先順位をつけてから時間などを計算してつくっていきます。
今回の目的は主に下3つ!
- 冬そばキャンペーンへの参加
- 登山する
- 「極楽湯」で汗を流す
これを達成できるようにスケジュールを組みました。
◎スケジュール
9:30 出発!
11:00 新宿駅から「Mt.TAKAO号」にて高尾山へ!
11:46 高尾山駅に到着! 蕎麦を食べる
13:00 登山開始!
15:30 下山して蕎麦2食目!
16:00 極楽湯へ行き、汗を流す
18:30 帰途につく


Mt.TAKAOを予約しよう!


今回の旅行では、新宿駅から高尾山の麓まで1本で行くことができる完全座席指定の列車「Mt.TAKAO」を利用します。



やっぱり少しでもゆっくり行きたいもん。
予約は簡単。京王線チケットレスサービスの公式サイトに会員登録し、日付・時間と列車を選ぶだけ。
Mt.TAKAOのチケットはwebのほか自動券売機でも購入できますが、自動券売機だと座席までは指定できません。
座席指定をしたい場合には、webからの予約がおすすめです!
◎Mt.TAKAOの料金
乗車券:390円(新宿から)
座席指定券:410円
Mt.TAKAO号でレッツ・高尾山!


さて、週末旅行の当日。「Mt.TAKAO」へは新宿駅京王線から乗車できます。
JR線の中央改札口から西口のほうへ歩いていくと、約3分で京王線改札です。
新宿駅は迷いやすいので、簡単にイラストを書いてみました。
JR新宿駅から京王線新宿駅への行き方!
①JR中央改札口を出たら、左へ曲がります。
小田急線や、都営新宿線、都営大江戸線方面と一緒です。


②改札を左折し進むと、道がひらけます。小田急デパートへのエスカレーターなどが出てきて、更にまっすぐいくとバスのロータリーがあります。


※ESC…エスカレーター/緑◎…都営新宿線/赤◎…都営大江戸線
③ロータリーに直面したら、左折します。すこし行くと、すぐ左手に京王デパート・京王線の標識が出てくるので、左折しましょう。


壁など細かいところは省略しているので、かなり大雑把な地図ですが参考になれば嬉しいです。
Mt.TAKAOのホームへ降りよう
AM10:45 京王線新宿駅 到着


ホームの番号は、電光掲示板をみて調べましょう。
ちなみに京王線新宿駅の改札内には、ホームにもいくつかセブンイレブンがありました。



飲みものなどをここで買っても良いですね!


乗車時間の10分前くらいにはホームへ降りるとすでに電車が到着していました。電車が開いたら、乗車です。


座席はすべて進行方向に向かっています。
私が予約したのは高尾山へ向かう先頭列車の1列目の座席。車両のうしろから座席へ向かいます。


ちゃん♪ 前からみるとこんな感じ。落ち着くレトロなデザインが良いですね。
各座席の下にはコンセントが設置されているため、スマホやPCを充電しながら行くことができますよ!
到着までの時刻は46分。新宿駅から高尾山口までは「明大前駅」にしか停車しません。





座席指定券の予約はwebがおすすめです。のんびり向かうことができますよ^^


高尾山口に到着!冬そばキャンペーンに参加しよう!
AM11:46 高尾山口駅到着


高尾山の麓で毎年開催されている冬そばキャンペーン。
高尾山の名物であるとろろ蕎麦の名店を回ってスタンプを集めることで、ピンバッチや温泉チケットなどが当たるキャンペーンです。
とろろ蕎麦が大好きなので、これはなにがなんでも参加しなくては…!
とある種の使命感のようなものを覚え、参加しました^^


AM12:00 お昼ごはん
行ったのは山麓にある「栄茶屋」さん。自然薯をつかったとろろ蕎麦を提供しています。


店内にはテーブル席30、座敷20以上、カウンター10と全部で80席ほどあり、回転率も高い印象だったので並んでいても比較的はやくに入れるのではないかと思います。
私自身、すぐに入ることができ、カウンター席が満席だったので一人でしたが4人がけのテーブルに通してもらえました。



とろろ蕎麦と、麦飯(小)。以上でお願いします!


自然薯そば(冷)…1,380円
麦飯(小)…120円
この自然薯そばには食べ方があります。


器の底からぐわっとよぅくかき混ぜ、ほんのり泡立ったらいただきます。


お好みで薬味を入れ、食べ終えたら「麦飯」を投入してとろろごはんにして。
自然薯そばももちろん美味しかったですが、このとろろごはんが何せ絶品!栄茶屋さんへ行ったら、絶対にとろろごはんまで食べるべし!
店内が満席になっていたので、食べ終わるとすぐに出ようとせかせかしていると、お店のお母さんがやってきて「お茶もってくるわ。ゆっくりどうぞ」と言ってくださいました。
食後にあったかいお茶を飲んで、心まで癒やされました。
高尾山・登山開始!行きは6号路
AM12:40 登山開始


お昼ごはんを食べ終えたら登山開始。リフト、ケーブルカー乗り場のほうへ向かいます。


乗り場の脇にある「高尾山遊歩マップ」で、改めて自分の行きたいルートを確認。今回は行きを6号路。帰りっは4号路+リフトで下山します。
6号路は初心者でも登れる?
比較的初心者に優しいと言われる高尾山のなかでも、難易度は高めという6号路。★1〜3で表すならば、★3程度。
自然が多く、ぬかるんだ道や細い道、ちょっとした沢を登ることになるので体力に自信のある方にはおすすめですが、体力に自信がない方にはあまりおすすめしません。



やわらかな木々のつくりだす新鮮な空気のなかの登山は、とても気持ちがよかったです。


6号路
登り時間:平均90分
下り時間:平均70分
難易度:★★★


6号路の入り口はこのような感じ。きちんと標示がたっています。
登る人も下る人も、登山を趣味としているような人が多く、みなさんきちんとした登山服・トレッキングシューズで来ていました。
私はセーターにジーパン、ふつうの運動靴で行ってしまったので、途中で「山を舐めていたな」と恥ずかしくなりました。



登山の際には、いくら初心者にやさしいと言っても、動きやすく滑りにくい服装を心がけましょう。


山道をすすむと、このような沢に出ます。このぬかるんだ道を登っていきます。
ほそい道を抜け、ちいさな橋を渡り、最後には400段近い階段をのぼって、登頂です。
つかれた身体で迎えた階段は、その日一番つらかったです……。
高尾山山頂!おでんもありました
PM1:50 登頂!


登り始めて1時間ちょっと、高尾山山頂に着きました。
山頂では、ソフトクリームや蕎麦、ラーメン、おでんなどの食べ物のほか、ビールも売っていましたよ!
本当は私も飲みたかったけれど、下山する時にアルコールが残っていないほうが良いなと思ったので、今回は控えました(T_T)



山頂から見る景色は、思わず駆け出しそうになったほど。恐竜の背中のように盛り上がった山々が遠くに見えて、心が震えた。
下山は4号路+リフトで!
PM2:30 下山開始!


4号路
登り時間:50分
下り時間:40分
難易度:★★
下山には4号路+リフト。
4号路はぬかるんでおり滑りやすいのが注意点ですが、所要時間は短く、高尾山内では唯一吊り橋を渡れるコースです。
この吊り橋で写真を撮っているひともちらほら見かけました。



私も誰かと行っていたら撮ってほしかったなぁ…。


ただしけっこうぬかるんでおり、履いていった白の運動靴はチョコフォンデュにひたしたかのような状態に。
白の運動靴は明らかな選択ミス。完璧な泥ディップです。



高尾山口駅の前に水道があり、泥を落とせるようにブラシも置いてあるので、そこで洗ってから帰りました…TT
最後はリフト!八王子の町を眺望できる!
PM3:00 リフトに乗って下山!
途中まで4号路で行って、最後はリフト。
4号路を抜けると、薬王院のところに出るので、そこからは「リフト」と書いてある矢印に従って進むとリフトの駅があります。
まずはチケットを買いましょう。


◎チケット代金
片道:490円
往路:950円
リフトのほかケーブルカーもあり、ケーブルカーのほうが料金は安いです。
ケーブルカーであれば、片道・大人250円で乗れます。


2人がけのリフトは片道12分。
すれ違った親子も「けっこう長いねぇ」と話していました。
スキー場でしか乗らないリフト。子どもの頃はもちろん、大人になっても、ワクワクしてしまいます。
極楽湯で汗を流そう
PM3:10 極楽湯で汗を流そう


下山後は、高尾山駅すぐの「極楽湯」へ行きます。
駅の方へ戻ると、改札のすぐ手前にこのように入り口が構えています。
ここを通っていくと、階段があり、そこを上がると目の前にどんと建物がみえるので、入っていきましょう。


手前に泥を落とすためのマットがあるので、もし靴が汚れていたらそれで汚れを落とすようにしましょう。
【高尾山・極楽湯の入場料】
(平日/休日)
大人:1,000円/1,200円
子ども:500円/1,000円


サウナのほか、屋内と露天とでいくつかのお風呂があります。
私が行ったのは休日だったので、人がそれなりにいました。天気がよかったので、皆とても気持ちよさそうでした^^
極楽湯の食堂で湯上がりのビールを
PM4:20 湯上がりのビールを!


湯上がりには、極楽湯1階の食堂でビール&おつまみを。
レジで注文すると、ビールだけ先にもらって、後は完成後にリモコンで呼び出してもらいます。


タコ唐揚げや、定食など、色々気になるものはありましたが、今回は天ぷらと海苔チーズ揚げ。
登山でたくさんかいた汗を、湯船で流し…、これ以上ないほどすっきりしている所へビールの微炭酸を流し込む。スッキリたまりません。



ビールを飲むと数日分の緊張が一気にほぐれ、あぁ良い休日だった…と一日を振り返ることができました。
17:00|帰途につく
17:00 帰途につく
温泉を出ると、空にはやわらかい紺色が広がっていました。
行きはMt.TAKAOでしたが、帰りはふつうの京王線で1時間ほどかけて新宿まで戻りました。
新宿から1時間で行けてしまう高尾山。
日常の喧騒から逃れ、思いっきり森林と戯れたいという方におすすめです。
高尾山のなかにある薬王院は「良縁成就」「金運向上」「商売繁盛」「諸願成就」「厄除け」「開運」「六根清浄」など、様々なご利益があります。
気になる方は登山と一緒に、お参りもしてみてはいかがでしょうか。
薬王院へ向かいたい場合には1号路がおすすめですよ^^



今度は1号路と6号路で行ってみようかな。とっても気持ちよかったです。
P.S…2日後にしっかり筋肉痛に襲われました。太ももの付け根から、ふくらはぎまでがパンッパンで痛かったです(T_T)
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