ソウルから最短40分で行ける世界遺産・水原華城(スウォンハソン)。
その永遠に続くような城壁から、韓国版万里の長城とも言われています。
2022年12月初めての韓国旅行で、せっかくなら世界遺産を見たいと思って足を運びました。
しかし韓国語が喋れなかったこともあって、間違ったバスに乗って真っ反対の方向へ行ってしまったりしました。

そんな経験から、迷いなく水原華城への行く方法をお話していきます。
水原華城(スウォンハソン)とは??
水原華城とはソウルから最短40分で行ける世界遺産です。
アクセスのしやすさから、人気がありますね。



アクセス方法をご紹介する前に、そんな水原華城の歴史と豆知識をご紹介します。
世界遺産登録時期:1997年
李氏朝鮮第22代王の正祖(チョンジョ)が築いた城郭です。正祖の父は戦に巻き込まれ非業の死を遂げてしまいます。
水原華城は正祖が父を悼んで、霊を弔うのに風水的に最高の土地であった水原に改葬しました。
そして父のそばにいられるよう、ソウルから都を移そうと考え築造を開始したのがこの華城です。
また、回る際に知っておくと面白い豆知識として「旗の色」というのがあります。
水原華城では旗の色で方角を表しています。
青:東
赤:西
白:南
黒:北
ソウル駅から水原華城までは最短40分!アクセス方法
水原華城は韓国の中でも、ソウルから行きやすい世界遺産です。
行き方は電車・地下鉄・バスがあります。
それぞれ料金や所要時間をまとめました。
電車の種類 | 所要時間 | 料金 | 本数 |
---|---|---|---|
1号線 | 約1時間 | T-money:1,850₩ 現金:1,950₩ | 数分間隔 |
特急セマウル号 | 約30分 | 4,800₩ | 1時間に1〜2本 |
ムングファ号 | 約30分 | 2,700₩ | 1時間に1〜2本 |
どれもソウル駅から乗車可能です。
このあとで紹介するチケット売り場で購入できるのは、特急セマウル号とムングファ号のチケットになります。
地下鉄(1号線)の場合には、T-moneyのみで乗れますが、特急に乗る場合には指定席券が必要になるので購入を忘れないようにしましょう。
地下鉄(1号線)で向かう場合には、乗り場が異なります。「1号線」の案内表示に従ってホームを目指しましょう。



特急のチケットが270円〜480円で買えるなんて、良心的すぎてびっくりしました。
ソウル駅チケット売り場へ向かおう
まずソウル駅に到着したら、チケット売り場へ向かいましょう。
ソウル駅のどこから向かうかによりますが、「KTX乗り場」の方へ向かうとその途中にあります。


4号線ホームから向かう場合には、1号線ホームの方に向かっていくとその途中で「KTX」の案内が出てきます。


この案内に従って行くと、エスカレーターか階段で上がっていくことができます。


4号線からKTX乗り場の方へ向かうエスカレーターです。ここを上がると、ロッテデパートなどの前に出ます。



行き方は幾つかあるようなので、このエスカレーターに出なくても安心してください。私自身、一回はこのエスカレーターを使わずにチケット売り場まで行けました!
水原へのチケット|購入方法
ここがチケット売り場です。写真には写っていませんが、この手前に自動券売機があります。


チケットは券売機で購入する方法と、チケット売り場で購入する方法があります。
券売機の場合には、Domestic card(国内カード)のみなので、旅行者の場合には基本的にチケット売り場で購入することになります。
チケット売り場に並び、そこで「水原へ行きたい」と伝えればOKです。
◎伝え方◎
日本語:水原へ行きたいです。
韓国語:スウォン カゴシッポヨ.
英語:I want to go to Suwon.



複数人分購入する場合にはその時に人数も伝えるようにしましょう。
このときに使える支払い方法は以下になります。
◎使える支払い方法◎
・現金
・T-money
・クレジットカード
・WOWPASS
T-moneyは韓国の交通系ICカード。
WOWPASSは韓国で即日発行できるプリペイドカードです。クレジットカードの使える場所なら基本的にどこでも利用できるので、私はWOWPASSで決済しました。
WOWPASSで支払いをする場合には、「クレジットカードです」と伝えるようにしましょう。韓国の方には、馴染みがないためT-moneyだと思われてしまう可能性があります。



私自身、WOWPASSを出してT-moneyで決済されてしまったことがあります。
チケットを受け取ろう|チケットの見方
チケットの購入が完了すると、このようなチケットがもらえます。


ここに「行き先」と「時刻」「指定席のカーNO.」「指定先の座席番号」などが書いてあります。
チケットの種類によっては英語表記もありますが、韓国語での表記も書いておきますね。
◎チケットを見る際に知っておくと便利な韓国語◎
乗り場:타는곳(タヌンゴッ)
ホーム:승강장(スンガンジャン)
カーNO.:열차번호
座席番号:좌석 번호(チャクソポンホ)
チケットで列車番号などを確認したら、乗り場へ向かいます!



時間があるようであれば、チケット売り場の前にカフェがたくさんあるので時間を潰してもいいでしょう。パン屋さんのほか、マックやロッテリアもありましたよ!
水原駅電車への乗り方|ホームへの行き方は
乗り場の番号までは、チケットには記載されていないので、電光掲示板の中から列車番号を探しましょう。


上の方に電光掲示板がありますね。
見方が難しければ、列車の発車時刻から目的の電車を探すのもありです。
チケット売り場を前に、右手方向にホームへの乗り場入り口があります。そこから乗り場へ向かいましょう。


あとは時刻まで列車を待つだけです。
チケットを確認して、乗車する号車の到着する場所で待っていましょう。



私は時刻でさきに見つけてから、列車番号で確認をしました。
列車に乗ろう|乗車時の注意点


電車は時刻通りにきました。扉が空いたら乗車し、指定されている座席へ向かいます。


今回はKTXを利用しました。車内は清潔感があって、座席もそれなりにゆったりしていたので、のんびりリラックスして向かえました。
発車するとしばらくして乗務員さんが巡回にきます。手元に小さな機械をもっており、おそらくその機械で座席と乗車客の確認をしているのだと思われます。
特にチケットを見せたりすることはありませんでした。
コロナ禍なのもあってお喋りには厳しい印象だったので、お友達と行く場合にはお喋りは控えめにしたほうが良いでしょう。



KTXなら30分ほどで水原に到着します。
水原に到着!|バスに乗って水原華城へ


さて、水原駅に到着です!
ソウルと比べて寒く、驚きました。
冬に行く場合には、防寒対策をしっかりと行うようにしましょう。
さて水原駅に到着したら、バスのりばへ向かいます。「4番出口」を出て、エスカレーターを下ります。


この写真はバスのりばで撮影したものなのですが、赤い「1」と書いてある乗り場へ向かいます。
エスカレーターを下ると、左手方向へまっすぐ向かうと乗り場が見えてきますよ!


すこし遠目ですが、この屋根の下が乗り場になっています。
目的地の違うバスが何本もきます。その中で、自分の乗りたいバスがきたら、周りの人が動いていなくてもどんどん乗車口へ向かいましょう。
日本人らしく並んで待っていると、乗り損ねます。



何番のバスに乗れば良いの?
11番、13番のバスで向かえます。ほかにも日によって、乗れるバスがあるようです。
ですが正直、水原駅の観光案内所で聞いたほうが確実です。私自身、何番のバスに乗るのかをネットで調べて行ったのですが、迷いました。
乗るバスによって到着までの時間も変わってくるようで、10分で着くバスもあれば、40分ほどかかるバスもあるようでした。



確実に行くのであれば、観光案内所へ行ったほうが安心です。日本語を喋れるスタッフさんもいましたよ^^/ 行き方はこのあとでお話しますね。
水原華城へは「八達門(プルダルムン)」というバス停からが最も近いです。
バス停5つ目(か、6つ目)、約10分で到着します。観光案内所の方が、幾つ目のバス停なのか、何分で到着するのかも教えてくれたので安心して行くことができました。


ここが八達門(パルダルムン)のバス停前です。
これだけ大きな門の前に到着するので、見過ごす可能性はほぼないかと思われます。
ただ街中に唐突に現れるので、ぼけーっとしていると見過ごす可能性もなきにしもあらず……。
これで水原華城は到着。ここからは好きなルートでの散策です。



私はバス停を背にして、反時計回りに観光しました^^ 詳しいルートは、私が参考にしたブログ記事を掲載しておきます!
◎バスの支払い方法◎
T-money、現金
◎方法◎
T-moneyの場合、乗車時と下車時にカードをかざします。周りの方と同じようにすれば問題なしです◎
水原観光案内所へのアクセス方法
確実に水原華城へ行くためには、駅を出てすぐのところにある水原観光案内所へ行くのが安心です。
水原駅の4番出口を出てエスカレーターを下ると、左手方向にまっすぐ進みます。すると左手に大きな建物が見えてきます。


ここを矢印「←」に従って進んでいきます。


ここをすこし進むとバス停もあります。
扉を開けると、目の前にカウンターが並んでいるので、挨拶をします。



アニョハセヨ〜。スウォンハソン カゴシッポヨ!(水原華城へ行きたいです!)
日本人(イイブン)ですか?^^



イイブン!(日本人です!)
あちらの女性が日本語を喋れますよ〜〜^^/(韓国語)
私は緊張していたのですぐには気が付かなかったのですが、スタッフさんの使える言語もカウンターの前に貼り出されていました。
ジェスチャーで言っていることがわかったので、



Oh!カムサハムニダ!!!
そう言って、日本語の喋れる女性スタッフさんの方へ行き、水原華城へ行きたい旨を伝えると、乗車バスの書いてある紙をもらえました。


右下に書いてある番号「11,13」が乗車バスの番号です。
◎水原観光案内所◎
営業時間:9:00〜18:00(ブレイクタイム→12:00〜13:00)
休業日:年中無休
言語:韓国語、英語、日本語etc…



日本語が通じることの安心感がとってもおおきかった〜〜!!
【まとめ】初めての場所で迷子にならないためには人を頼ることが大事
ソウルから最短40分で行ける世界遺産・水原華城。3泊4日の韓国旅行の2日目に組み込みました。
しかし間違ったバスに乗車したがために10分…15分経っても八達門の前に到着せず…。不安になって「Google Maps」で現在地をみると、八達門と正反対へ向かっていました。
そこでバスを降りたものの、バスで15分20分の距離というのは徒歩では何十分にもなります。
とは言え駅に戻れるバスもわからず、歩いて水原駅まで帰ろうかと思ってあるき出すも、まさかのそこでGoogle Mapsが正常に動作しない事態が発生。
コンパスが不安定になり、同じ場所をくるくると周回させられました……。
疲れたのでセブンイレブンでお茶を買って一休み。


基本的にバスというのは、向かい合わせにバス停をこさえているもの。そう思い、降りたバス停に戻ってその向かいにあるバス停に行きました。
そこで停車表をじっと見ると、どうにか「Suwon Station」の文字を発見し、そのバスがくるまでじっと待ったのでした。
12月なので身体はひえひえ。立っているだけで疲れました。
その日はそのままムングファ号に揺られてソウルまで戻りましたが、絶対に行きたかったので、翌日リベンジをし、ようやく行くことができました。


1日目に観光案内所へ行ってきちんと行き方を教わっていたらきっと迷子になることはなかったでしょう。



こういうハプニングも旅の醍醐味ではありますが、円滑に楽しむためには人とのコミュニケーションに醍醐味を見出したほうがよさそうです。
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